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「新盆とつながり」

8月23日
読了時間: 4分

【今回お伝えしたいこと】

皆さんこんにちは。

お盆休みはどのようにお過ごしだったでしょうか。

我が家にとって今年は特別なお盆でした。

4月1日に亡くなった父にとって初めてのお盆。

私たち家族にとっても、父を亡くして初めて迎える「新盆」でした。

今回のテーマは「新盆とつながり」です。



 

《8月13日、父を迎えに》

8月13日。

家族で菩提寺の大慶寺へ、提灯を持って盆迎えに行きました。

毎年のことですが、今年は大きな違いがあります。

昨年まで毎年一緒に歩いた父の姿はありません。

 

反対に父を迎えに行きます。

それから祖父母、0歳で亡くなった姉も一緒に迎えました。

 

大慶寺の境内には父の仕事が残っています。

本堂へと続く山門。

この山門は、父が現役の時に当社で手掛けたものです。

父を迎えに来たお寺に、父自身が棟梁として手掛けたものがある。

そう思うと、誇らしい気持ちになりました。

 

 

父は亡くなりましたが、関わった仕事はこれからもそこに残り続けます。

私たちの仕事は完成したら終わりではありません。

何十年、時にもっと長くそこにあり続けるものがあります。

 

私が誇らしく思ったように、形としてだけでなく、心にも影響のある素晴らしい仕事に私自身も就いているのだと改めて感じました。

私も負けずにひとつひとつの仕事を大切にしていきたいと思いました。

 


《人とのつながり。家族のつながり。》


お盆の期間中には、たくさんの方々が訪ねて来てくださいました。

父の思い出話をしながら皆さんと過ごす時間。

 

「昔、こんなことがあった」

「お父さんにはこんなことをしてもらった」


話を聞いていると、私が知らなかった父の一面を知ることもありました。

 

父が出会った皆様と、どんな仕事をして、どんなふうにつながりを作ってきたのか。

たくさんの方が父のことを覚えていてくださることが、本当にありがたく感じました。



今回のお盆では、叔父が盆棚を作ってくれました。


父の片腕である叔父が父のために作った盆棚。

立派に出来上がり、母を中心に家族みんなで飾り付けをしました。

父を迎えるため、さまざまなものを並べていきます。


 


いい感じになりました(^^)

来てくださった皆さんからも…。


「立派だね」

「さすが大工さん。すごいね」


と、たくさん褒めていただきました。


父もきっと喜んでくれたのではないでしょうか。

「なかなかうまくできたじゃないか」

そんなふうに、どこかで眺めていたのかもしれません。

 

盆棚を見ていると、改めて「大工」という仕事のもつつながりを感じました。


父から私へと受け継がれた大工工務店という仕事。

父と叔父との関係。

私と現在の棟梁である高橋の関係。

私たちとお客様との関係。

私たちと仲間の業者との関係。


斉藤建設の中に受け継がれているものが、確かにあるのだと思いました。



そして、家族もたくさん協力してくれました。

母、姉、妻、長女、長男、義兄(姉の夫)、姪(姉の長女、次女)

そして私。

みんなで準備をして、お客様を迎え、父の話をして、一緒に食事をして。

こうして家族が集まって父のために動いている姿を見たら、父もきっと喜んでくれたと思います。

 

新盆を通して、家族が集まること、協力することの大切さを改めて感じました。

父が残してくれたものの一つは、こうした「家族のつながり」なのかもしれません。

 


《父から受け継いだもの》


そして8月16日。

再び家族で大慶寺へ向かいました。

今度は送り盆です。


山門を見上げながらお墓へ。

 


「また来年、迎えに来るからね」

そんな気持ちで、父たちを送りました。


すこしの寂しさはありますが、新盆を無事に終えることができたという、少しほっとした気持ちもあります。

 

私は父の家業を継いだ「工務店の2代目」です。

工務店主というより「大工の棟梁」の色合いが強かった父とは、立場や仕事の内容が違う部分もあります。

それでも、父が築いてきた会社を守り、次の世代につないでいくことは大切で、私にとって大きな責任です。

 

今回のお盆で、父の仕事を知るたくさんの方々が来てくださり、思い出を話してくれ、改めて父が歩んできた道の大きさを感じました。

 

そして、父が残したものを大切にしながら、私も自分の道をしっかり歩いていかなければならないと思いました。

 

これからもみんなで力を合わせて父から受け継いだ斉藤建設を守っていきたいと思います。

 

来年の夏もまた家族みんなで父を迎えに行きます。

そしてそのときには、

「この1年も頑張ったよ!」

と父に報告できるように。

 

そんなことを思いながら、初めてのお盆を終えました。



当社理念「木と人の恵みに感謝しともに永くある」。

父の存在と作品、周囲とのつながりが、まさに理念と一致していると感じました。

新盆を通していろいろな人と関わり、この言葉を大切さを改めて確認しました。

 

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