畳暮(たたみくらし)と畳リビング
- 齊藤真悟

- 8月24日
- 読了時間: 7分
【今回お伝えしたいこと】
皆さんこんにちは。
処暑を迎えてようやく朝晩の暑さは落ち着いてきたように感じます。
とはいえ、昼間はまだまだ暑い日が続くので気を引き締めていきたいと思います。
今回は、木心つなぐ家づくりの大切な6つのポイントの一つ、
「畳暮(たたみくらし)」と「畳リビング」についてお話させていただきます。
1️⃣木心(こころ)つなぐ家づくり
まだまだ猛暑が続く今年の夏ですが、8月23日からは処暑となりました。
24節気の14番めにあたります。
「暑さが止む」という意味から「処暑」とされ、
「厳しい暑さが峠を越して、落ち着く頃である。昼間はまだ残暑が厳しい地方もあるが、朝夕には涼しい風が吹き始める。」
とのことです。
言われてみれば、朝窓を開けると入ってくる空気がこころなしか涼しくなってきたように思えます。
天気予報ではまだ暑い日が続く見込みですが、少しずつ収まってくれればいいですね(^^)
斉藤建設では「木心(こころ)つなぐ家づくり」を大切な言葉としています。
住まう方が心を通わせいきいきと暮らし、共に成長していくことを目指した言葉です。
これを具体的に実現するためのポイントが6つあります。
①「畳暮(たたみくらし)」
②「安心(構造)」
③「快適(高気密高断熱)」
④「素材」
⑤「意匠(デザイン)」
⑥「施工」

今後、これらひとつひとつについて、もう少し詳しくお話していきます。
今回は、第一弾として①の畳暮(たたみくらし)についてのお話となります。
2️⃣畳暮(たたみくらし)
お住まいになる方には、私たちがお手伝いした住まいを舞台として、いきいきとした暮らしをしてほしいと願っています。
いきいきとした日々は多くのふれあいが作りあげると考えています。
私達の手で住まいに「居場所」を設けることにより、ふれあいがうまれ会話が自然発生します。
楽しく穏やかな暮らしとなり、住まう人たちの心がつながっていくのです。
居場所として特にお勧めしたいのが「畳リビング」です。
斉藤建設が採用している畳リビングは、かつての食卓を囲む日本の家族のように暮らしの中心となり、多くのふれあいを発生させます。
畳リビングが生み出す「畳暮(たたみくらし)」をぜひ体験していただきたいです。
3️⃣居間について
「居間」という言葉があります。
家庭内における生活の中心となる場所です。
「リビング」の呼び方が普及して、あまり聞かなくなってきてしまいました。
かつての「居間」は現在のリビング以上に家族が集まって過ごす団らんの場でした。
・食事をしたり
・一緒にテレビを見たり
・トランプなどゲームをしたり
・学校や仕事の話をしたり
・健康状態を把握したり
・宿題をしたり
・読書をしたり
・編み物や裁縫をしたり
とても楽しそうです。
私は、この「居間」のような場所が今の住まいにもあるべきだ思っています。
こんな歌がありました。
私の大好きなテレビ番組の主題歌です。
♪ド・ド・ドリフの大爆笑
兄さん姉さんパパにママ
じいちゃんばあちゃんお孫さん
揃ったところで始めよう
揃ったところで始めよう♪

家族みんなが集まって、ともに同じ時間を過ごす。
とても楽しく、懐かしく、羨ましくさえあります。
昔ながらの居間は、ただの部屋ではなく「暮らしの中心」であり、「心の拠り所」でもありました。
繰り返しになりますが、この「居間」のような場所が今の住まいにもあるべきだ思っていまして、そしてその居間には「畳」が敷かれていたものです。
「どの場所でも居場所となる居間」は畳があればこそ成り立つものでした。
「居間」はまさに、斉藤建設の採用する「畳リビング」です。
4️⃣畳暮(たたみくらし)と畳リビング
それでは、より具体的に畳暮(たたみくらし)と畳リビングの素晴らしさをお話しせていただきます。
畳リビングには人が集まります。
そして集まった人は会話をし、ふれあい、多くの時間を共有して、
共有した時間は住まう人の歴史となります。
「集まって過ごす」ことによって家族が一緒にいる時間が増えます。
例えばリビングの同じ空間にいれば、お互いの存在を感じ続けることができます。
これによって安心感や一緒にいる満足感(幸福感)を得られます。
近くにいるので同じことをして時間を過ごすのもよいでしょう。
我が家の場合ですと、一緒に群馬クレインサンダーズ(プロバスケチーム)を応援したり、ヨガをしたり。

まとめてみますと、
わが家では暮らしの中心の畳リビングで…
●会話 : 家庭のこと 学校のこと 仕事のことなど何でも
●運動 : バスケ ラジオ体操 ヨガ ゴルフ 筋トレ
●学習 : 勉強 事務仕事
●楽しみ : 読書 テレビ
●来客 : それぞれの友人や知人
こんなにたくさんのことをやっています。
それぞれが別々のことをしてもいいんです。
本を読んだり、勉強したり、料理をしたり、寝転んだり。
同じ空間に居ることが大事だと思います。
また、心身の健康面でも大切な役割を果たすと思います。
顔を合わせる時間が多いことで、お互いの様子を感じることができます。
「今日のみんなの体調はどうかな。」
「娘が風邪気味だな。」とか、
「長男が学校で嫌なことでもあったかな」とか、
「妻の仕事が大変そうだな」とか⋯。
私自身も妻や子どもたちから体調を心配してもらうことが多いです。
周囲が自分のことを見てくれてると思うととても安心ですよね(^^)
思い返してみれば、父の緑内障に気づいたのは姉でした。
「なんかお父さんの目、おかしくない?」
やはり、畳8帖の居間での家族団らんの時間でした。
このように、畳リビングに集まって過ごすことによって、家族同士の関係性を深めるためにも、家族の健康のためにもとても効果的です。
愛する子どもたちの心身両面の成長のためにも、なるべく多くの時間を共に過ごしたいですね。
5️⃣家族との限られた時間
最後に、家族とともに過ごすことができる時間は永遠ではないということです。
先ほど、「愛する子どもたちの心身両面の成長のためにも、なるべく多くの時間を共に過ごしたい」と述べましたが、
子どもたちと過ごせる時間は思いのほか少ないものです。
この貴重な時間を少しでも濃いものにしたいと考えています。
たとえば、
長女(高3)と共に過ごせる日数を計算してみました。
①+②+③がその日数となります。
①産まれてから高校生(親元)
日数:19年×365日=6935日
・365日ほぼ毎日会うとする
・4月生まれなのでほぼ19年とする
②大学生(一人暮らし)
日数:4年×50日=200日
・大学4年間とする
・長期休みなどの帰省50日/年とする
③社会人~父寿命まで(別居)
日数:28年×20日=560日
・大学卒業から平均寿命(81歳)までとする
・帰省20日/年とする
合計 ①6935+②200+③560=7695日
そして、今現在18歳と4ヶ月なので
18年×365日+120日=6690日
ここまですでに過ごしてしまっています。
よって残り日数は、
7695-6690=1,005日(残り)
一緒にいられる時間の87%過ぎてしまっています。
つまり、人生において長女と過ごす全日数7695日のうち、
残りはわずか1005日ということになります。
寂しいですね💦
ちなみに長男(高1)は長女の2学年下なので、730日足した
1735日が残りの日数となります。
こうして計算してみると一日一日が本当に貴重だと感じます。
であればこそ、少しでも多くの接点を設けてコミュニケーションを図り、
時間を無駄にしないことが大切ではないでしょうか。
それが子どもたちのひととしての良い成長につながると考えています。
斉藤建設の畳リビングを代表とする「畳暮(たたみくらし)」は、
人が集まってくらす場所をご提供します。
この場所で大切な時間をご家族とお過ごしいただければと思います。
処暑に入った8月23日。この日は湖池屋ポテトチチップスの日だそうです。
1962年(昭和37年)のこの日に「湖池屋ポテトチップス のり塩」が発売されたとのこと。
やっぱりのり塩は湖池屋派の私。美味しくいただくのはいいのですが、単純にそれだけではいけません。
60年以上にわたり守っている味とそのイメージ。見習うことがたくさんあります(^^)

































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