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苗箱づくり

  • 執筆者の写真: 齊藤真悟
    齊藤真悟
  • 5月25日
  • 読了時間: 3分

【今回お伝えしたいこと】


みなさんこんにちは!

先日、義父の米作りのお手伝いをしてきました。

といっても、長い期間がかかる米作りのほんの一部ですが…。

作業内容は苗箱づくり。田植え前の苗の準備となります。

今回は「苗箱づくり」についてお話させていただきます。

よろしかったらご一読ください。


1️⃣お米の問題

 

 以前のブログでお米の価格の高騰について触れましたが、今でも高値は続いています。

政府は対策として備蓄米を放出しましたが、効果がなく、むしろ値上がりしてしまっているようです。

困っている方がたくさんいますので、早く解消されてほしいものです。

 

「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。

基本的な生活にゆとりがなければ精神的な余裕は生まれないと言った意味です。


住まいづくりに関わる私としては、「衣」「食」だけでなく、「住」も加えた3つを満たすことで心身ともに豊かな暮らしができると思っています。

 

今回はそんな「食」に関わるお話しを。



2️⃣苗箱づくり

 

先日、義父から連絡があり、苗箱づくりを手伝ってほしいとのことでした。

米作りに興味がある私は二つ返事でお受けしました。

 

昨年までは亡くなった義母と姪たちが手伝っていたのですが、今年は義父、私、妻、姪(中3)、姪(小6)の5人体制です。

 

作業と言っても「全自動播種機(ぜんじどうはしゅき)」がだいたいやってくれますので難しくはありません。

 

【全自動播種機】
【全自動播種機】

義父:「真悟くんは力あるから土の補充ね」

私:「あい!」

と、私の仕事は土補充係となりました。



2箇所への土の補充は大切な役目。切らしてはいけません!
2箇所への土の補充は大切な役目。切らしてはいけません!

全自動播種機はベルトコンベアー式に苗箱を作ってくれます。

以下は大まかな流れです。

 

①育苗箱を隙間があかないようにセットします。


②自動的に土を敷いてくれます。



③自動的に種籾を巻きます。



④自動的に灌水(水かけ)します。


 

⑤自動的に土を被せてくれます

 

⑥できた苗箱は発芽機へ。

発芽を待って、その後田植えを行います。



 3️⃣まとめ


生活に関わるキーワード「衣」「食」「住」のうち、

私は「住」に関する仕事していますが、これらは互いに密接に関係しています。

 

お米を食べるために料理をしますし、そのためにキッチンを使う。

キッチンはどのような配置がいいか、設備はどのようなものが、そもそも間取りは…。

など、食に関わることで住まいづくりにも生きてくる部分がきっとあります。

 

今回は小さな手伝いでしたが「食」の根幹とも言える米作りに関われたことをとても嬉しく感じます。


また、ただ父から米をもらうのではなく、生産側の苦労なども知ることにより、そのありがたみをより感じられると思いました。

 

とてもいい体験になりましたが、一方で危機感もあります。

義父は77歳。だんだん体力も落ち、今の生産量はかつてに比べて遥かに少ないそうです。

ニュースで新農水大臣の小泉進次郎さんが、「6月上旬に米価格を5kgあたり2,000円にする!」と意気込んでいました。

価格を下げる政策はいいのですが、生産者にとっては米価格の下落は痛手です。

こういった高齢化や価格など、生産者に関する問題のケアも必要だと感じました。

 


お米は日本人にとって、いちばん大切な食料だと思います。

日本の食文化そのものですし、食卓に毎日並ぶべきだと思います。

どのお宅にも十分なお米がいきわたるよう、新大臣には素直に頑張ってほしいと思います。


さて、色々考えるところはありますが、義父はとても喜んでくれました。

親孝行にもなりますし、来年以降も手伝い続けようと思います。

 


 
 
 

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