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【素材へのこだわり 群馬県産材について】

【今回お伝えしたいこと】

斉藤建設が大切にしている6つの要素の一つ「素材」。

その中でも最も大切な素材である木材についてお話しさせて頂きます。

 
ひのき県産材





木造住宅において最も大切な素材は当たり前ですが木材です。私どもは住宅事業者として、どんな木材を採用するか、なぜそうなのかをお伝えする必要があります。

斉藤建設では、地元群馬の木材=県産材を積極的に採用しております。

それはなぜか。今回は少々カタイお話になりますが大切なことをお伝えします。









 

目次

① 増え続ける森林資源

② 地産地消の大切さ

③ 木材における地産地消

④ 環境(地球温暖化防止)への貢献

⑤ 地域材利用によるお客様のメリット

⑥ 材料のトレーサビリティ


 
① 増え続ける森林資源

日本の国土のうち、7割は森林で、我が国は世界的に見ても豊富な木材資源を持ちます。

一方、現在の木材自給率は35パーセント程度。これでも以前に比べて改善していますが、まだまだ安価な外材に押され、持っている能力を発揮できていません。

その結果、森林蓄積は年々増加しています。森林蓄積、つまり、木材資源のストック量が増え続けているのです。これを使わないのは実にもったいないです。


木材自給率
② 地産地消の大切さ

スーパーなどで食材を購入する際、野菜や肉、魚等の食材がどこで採れたものか、どこで生産された物か大変気になるものです。

口にするものは、自分や家族の健康に直結するものだからだと思います。


地場でつくられ、生産者の名前など記載されていると安心して購入できます。

また、購入することによって、地元にお金が落ちて、関連産業が活性化して多くの人が潤います。そして、地元で働いていれば、巡り巡って自分に還ってくる来ることも想像できます。


③ 木材における地産地消

②と同じことが、私どもが扱う木材にも言えると考えています。

口に入れる食べ物と長く住まう住宅。素材が占める重要度は決して負けないと思います。

同じ住まいを建てるなら、地場で伐採加工された材料の方が安心感があります。

幸い群馬には杉、桧をはじめ、豊富な木材資源がありますので利用しない手はありません。

そして、県産材を使用することによって、厳しい状況にある林業と製材業などの関連業種を活性化させ、結果として自分に戻ってくる好循環が期待できます。

さらには輸送にかかるエネルギーも少なく済み、環境にも貢献できるのです。


④ 環境(地球温暖化防止)への貢献

皆さんご存じの通り、植物(木)は成長する過程で光合成をします。

光合成では、二酸化炭素を大気から吸収して自分の中にとどめ、酸素を吐き出します。

木材を燃焼させると、吸収した分二酸化炭素が大気中に戻り、地球上にあるトータルの二酸化炭素の量は変わりません。

この考えを「カーボンニュートラル」と言います。

二酸化炭素は 大気→植物→大気 という流れになり、大気に戻ってプラスマイナスゼロになるのでニュートラルという意味です。

そして、木材として利用することによって、その期間中は木材の中に固定された炭素を長い間蓄えることになり、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇するのを抑えるのに貢献できるのです。


※化石燃料も元々は動植物ですが、二酸化炭素を吸収してたのは太古の昔ですので同じ考えは適用されません。地球温暖化防止のためには使用を控えるべきだと言えます。


森林資源の循環利用(林野庁より)

それから、老齢木になると炭素の固定量が少なくなりますので、適切に管理された森から、適齢に達した木材を切り出し使用する。

そして、代わりに成長の旺盛な若い樹木を植林し、またどんどんCO2を吸収してもらう。

こういったあるべき循環に貢献することが大切だと考えています。



⑤ 地域材利用によるお客様のメリット

木は伐採されて木材となってからも、呼吸し、生きています。 ここでいう呼吸は湿気を吸ったり吐いたりしているという意味で、

古来から住まいは地元の木で建てることを良しとして来ました。

住まいと同じ気候風土で育った木は、その土地の気候に合わせて調湿をし、狂いなども生じにくいと言われています。

これによって、住まいの耐久性を高めたり、住環境が良くなったりといったことが考えられます。


⑥ 材料のトレーサビリティ(追跡が可能)

重要な材料がどのようなルートで入荷するのか、どんな人が関わっているかが分しっかり表明できることが大切だと考えています。これをトレーサビリティと言います。

原木供給~製材~流通~など、それぞれ情熱を持った人たちが関わります。

だからこそ素材の品質に安心でき、私どもも安心して住まいづくりが行えるのです。

信頼のおける製材所下仁田町の「小井土製材(株)」の様子 

非常にこだわりをもって業務にあたっている

 

さて、いかがでしたでしょうか。

木材は覆われてしまう部分が多く、建ってしまえば気にならないかもしれません。

しかし、それだけに後から確認などできず、非常に大切だと考えています。


斉藤建設ではこのような理由から、群馬の木を積極的に用いています。

そして、群馬の気候風土に適したすごしやすい住まいを提供していきます。

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