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「住まいの熊対策」

  • 執筆者の写真: 齊藤真悟
    齊藤真悟
  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

【今回お伝えしたいこと】


皆さんこんにちは。

各地で熊による獣害が発生していますが、

12月に入ってから太田市内でも熊が目撃されています。

安心して暮らすには、新たに熊対策が必要なのかもしれません。

今回は、木心つなぐ家づくりの大切な6つのポイントの一つ、

「安心」から「住まいの熊対策」についてお話させていただきます。


 

1️⃣安心して暮らす


太田市では、これまで獣害といえばイノシシやアライグマ、ハクビシンによるものがほとんど。

野菜や果物、フンの害はありましたが、人に危害が及ぶことはありませんでした。

しかし、12月に入って相次いで熊が目撃されていて、私たちの安全が脅かされています。

 

安心して日々を暮らせることは大変重要なこと。

住まいづくりにおいても、安心して暮らすことは大切なキーワードとなります。

 

斉藤建設の「木心つなぐ家づくり」を構成する6つのポイントでも、

「安心」は重視しています。

 

①「畳暮(たたみくらし)」

②「安心」

③「快適」

④「素材」

⑤「意匠」

⑥「施工」

 

今回は6つのポイントのひとつ「安心」に関連して、

「熊対策」についてお話させていただきます。


  

1️⃣熊の目撃情報と対策の必要性


「長手(ながて)に子熊がいたらしいよ!」

「八王子山公園で熊が出たって!親子らしいよ!」

情報通の妻が連日大騒ぎしています。

 

12月に入り、太田市内で相次いで熊が目撃されました。

その影響で、太田市長手町にあるぐんまこどもの国と、八王子山公園は閉園となってしまいました。


太田市HPより
太田市HPより

渡良瀬川に沿って上流からを下ってきたもので、数は少ないとされますが、熊が存在するのは確かなので油断できません。


実のところ、目撃された場所のうち4箇所は我が家から車で5分程度の距離で、

ご近所さんたちもかなり警戒しています。

ウチの子どもたちの通学路にも近いので、心配性の妻は「あっちの道は通らないでね!」と、子どもたちに話しています。

長男は「へーい」とカラ返事ですが(^^)

 

先日伺ったお宅は親子熊の目撃があった「八王子山公園」のすぐ西にあります。

アコーディオン型の門扉を閉めて、かつ針金で固定して対策されていました。

とくに奥様は非常に怖がっていました。

確かに、力の弱い子どもや女性を守る手立てが必要ですよね。


 

本州(群馬県)に生息しているのはツキノワグマ。


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こんなのが襲ってきたらたまりません💦

 

住まいにおける「安心」といいますと、耐震性、耐風性、防犯性、防火性、耐久性などが考えられます。

 

しかしそれだけでなく、これからは獣害、特に人身被害も想定される熊の対策が必要ではないでしょうか。


 

2️⃣住まいや暮らしにおける熊対策

 

では、住まいや暮らしにおいて、どのように熊に対応したらよいか。

少し調べてみました。

 

完璧な対応は難しいのですが、できるかぎりのことはやっていきたいものです。

基本として、

①「食べ物や匂いをなくす」

②「隠れ場所を作らない」

③「物理的に侵入を防ぐ」の3点です。

 

少し詳しく見てみますと…。

 

① 食べ物や匂いをなくす

・ 生ゴミ管理

 密閉容器や丈夫なゴミ箱を使用。収集日の朝に出す。


・ 果樹・作物

  柿や栗などは早めに収穫し、落ちた実も放置しない。

  管理が難しい場合は伐採も検討。


・ ペットフード

  屋外に置かない。犬猫の餌は室内保管。


・匂いの強いもの

  柔軟剤や灯油・オイルなども熊を引き寄せる可能性があるため屋内保管。

 

② 隠れ場所をなくす(庭・外構管理)

・ 草刈り・剪定 

庭や敷地周囲の雑草や藪などを刈り、見通しを良くする。


・ 不要な木の伐採

熊が身を隠せる場所を減らす。

 特に家の周囲や境界沿いは重点的に管理。


・ 倉庫や物置の整理

 匂いや隠れ場所を作らないよう整頓。

 

③ 物理的な防御

・ フェンス

  容易に侵入できないように敷地を囲う。

 農地など敷地広大の場合は電気柵も。


・ 窓・ドアの強化

  破って侵入する例もあるため、施錠の徹底や防犯ガラスを検討。

 

・ 屋外照明(センサー)

  夜間の侵入を防ぐ心理的効果。

 

※その他注意点等

・ 一度食べ物を得た場所に熊は繰り返し訪れるため、最初の対応が重要。

・ 犬の屋外飼育は危険。襲われる事故が多発しているため室内飼育へ。

 

 

このように、一つの方法だけではなく、複合的に対策を打っていくのが良いのだと思います。

あとは情報を得ること。

熊出没マップやホームページなど、自治体などの最新情報から、地域の出没情報を確認して把握することが大切です。


群馬県クマ出没マップ
群馬県クマ出没マップ

 

群馬県クマ遭遇AI予想マップ
群馬県クマ遭遇AI予想マップ

群馬県内には約2000頭のツキノワグマがいるとされています。

今年のように、あたたかい冬が続けば食料を得るため人里へ降りてくる熊が増え、その脅威も増します。


熊と上手に共生していくため、私たちも生活を少しづつ変えて対策をしていく必要があるのかもしれません。


 

山岳部に所属する長男(高1)の新人戦のため、先週に続いて渋川市総合公園に行ってきました。

念のため群馬県クマ出没マップと渋川市HPを確認すると…。

熊出没のため、バーベキュー施設が閉鎖と記載されているじゃありませんか💦

息子たちの大会は開催されるので、県内でも山間の地域では、熊との共存が当たり前のようになっているのかもしれません。

人任せではなく、しっかりと情報を確認して、自分自身で対応していく必要がありますね。

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