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防犯対策

【今回お伝えしたいこと】

ご近所のお客様宅で空き巣の被害が発生しました。

住まいのつくり手として感じたことなどをお話します。

 

1️⃣事件発生

ご近所の道路にパトカーと普通車が停まっていました。

そこはお客様宅の目の前。

「違反車を停車させているだけかな」それとも「お客様に何事かあったのかな。」などと心配しておりましたら、のちほど奥様からご連絡がありました。

 

空き巣に入られてしまい、ガラスが割られてしまったので対処してほしいとのことです。

なんと、不在時を狙い、白昼堂々と侵入したとのことです。

 

犯人は1階北側の掃き出し窓を割り、クレセントを回して侵入し盗みを働きました。

家の中は荒らされて酷い状況だったそうです。


とても気の毒ですが、ばったり鉢合わせしなかったことが唯一の救いだと思いました。

もし遭遇してしまうと、その瞬間強盗に変わることもあります。

侵入に使うバールなどの道具はそのまま凶器にもなるからです。

こわいですよね💦


     ・実際の写真 クレセント近くを割られ侵入               ・合板2枚で内側ガラスをサンドイッチにして応急処置



さて、ガラス交換の手配をして応急処置を済ませました。

住まいに関わるものとして、何かできないか考えながらの作業でしたが、

当日できたのはここまでで、現場を離れることとなりました。



 

2️⃣データで見る侵入窃盗(空き巣など)の現状


太田市北部の地域は農村地帯が広がり犯罪とは縁遠く感じます。

ですが、私が子供の頃から空き巣の被害については時々聴いていました。

 

空き巣は地域にかかわらず発生していて侮れない犯罪です。

そこで、侵入窃盗(空き巣など)について少し調べてみました。

 

一般住宅の侵入窃盗は主に以下の3通りに分類されます。

 ・空き巣:家人が不在時の侵入

 ・忍込み:夜間、家人就寝時の侵入

 ・居空き:家人が昼寝や食事中に侵入




警察庁によりますと、

令和5年の侵入窃盗は約44,228件あって、そのうちの39.6%が主な3種(空き巣 忍込み 居空き)です。

また、発生場所の30.5%が一般住宅だとのことです。

 

なので、一般住宅の侵入窃盗被害は…。


44,228件×0.396×0.305≒5,341件

 

と、約5,300件も発生していることとなります。

 

長いスパンで考えますと、平成14年、15年には30万件を超えていて、

当時に比べ侵入窃盗は減っていますが、ここ数年は増加傾向にあります。

ここまでは全国(警察庁管内)レベルの話です。

 

つぎに、群馬県と太田市に目を向けてみます。

群馬県の刑法犯認知件数(令和6年の11月まで、令和5年の11月まで)
群馬県の刑法犯認知件数(令和6年の11月まで、令和5年の11月まで)

太田市の刑法犯認知件数(令和6年の11月まで、令和5年の11月まで)
太田市の刑法犯認知件数(令和6年の11月まで、令和5年の11月まで)

群馬県と太田市ともに全体の犯罪件数が増え、侵入窃盗も増えています。

令和6年(昨年11月まで)は、群馬県で624件、太田市では112件の侵入窃盗が発生しています。

ご近所でも年間に数件発生していることになります。


国レベルだとピンと来ませんが、身近な地域の数字を知ることで私達に直接脅威があることを実感しました。

 

3️⃣私でもできること

住まいに関わる仕事をする身として、防犯のアドバイスをしたり、実際に対策のお手伝いをしたり、防犯対策にも積極的に関与するべきだと思いました。

 

ただ、負担が大きいとついつい先送りになってしまいますので、

まずは費用負担の少ない方法で声をかけていきたいと思っています。

 

できるだけお客様が「とりあえずやってみるか」と考えてもらえればと思います。

 

実際の対策としては、侵入犯側が嫌がることを行うのが効果的です。

嫌がることといえば、

 

①侵入に時間がかかる

②防犯対策がさている様子が見受けられる

③近所の目がある

 

などで、

「侵入を諦めさせる」もしくは「ターゲットとなるのを避ける」ことが狙いとなります。


まず出来ることとして①の対策です。

侵入場所の1位は窓で55.2%とダントツですので、ここでは窓対策を挙げます。



掃き出しなど、侵入されやすい窓を選別し、ガラスフィルム貼り付けや補助錠の設置を行います。

ガラスフィルムは全面貼りが理想ですが、費用面などで難しい場合はクレセント周りだけでも行います。

そしてこれらの対策をしていることが伝わるように市販の防犯ステッカーを貼る。

ここまでなら費用はそれほどかかりません。


少し余裕があれば②の対策をしてもらいます。

防犯カメラやフラッシュライト、防犯砂利などを設置してもらえればより良いと思います。

 

それから③です。

日頃からご近所との関わりを持っておくことも大切です。

犯罪を取りやめた理由として「声をかけられた」が最も多く、

近所の人の目や声がけがとても有効だということが分かります。

また、防犯対策はもちろんですが、困ったことがあったときにお互い助けあえる関係性も築いておければとっても良いと思います。

日頃からのコミュニケーションはとっても大切ですよね♪

 

防犯対策でも、日々の暮らしにおいても心地よく人と接していく。

斉藤建設の「木心つなぐ家づくり」では、そんなご近所や御親戚との関係もうまくいくことを願っています。

さて、来週も楽しみながら一日一日を頑張ろう!

 



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