【Forward to 1985 energy life】
・Forward to 1985 energy life とは
野池政宏氏(Forward to 1985 energylife 代表理事)によって提唱された考えで、2011年の東日本大震災をきっかけとし、家計のエネルギー消費量を現在の約半分の「1985年のレベル」にしようという運動です。具体的には「1985アクション」として、様々な活動を行っています。
・1985 地域アドバイザー拠点 とは
Forward to 1985 energy lifeに認定された「1985地域アドバイザー拠点」は、各地域の気候・風土・ライフスタイルに合わせた無理のない省エネルギーのアドバイスを行っています。
各拠点には、検定に合格した「暮らし省エネマイスター」が必ず在籍している上、登録と同時に必ずスキルアップセミナーという研修を受けているので、安心して住まい・省エネについて相談することができます。
2020年から、斉藤建設(株)も「地域アドバイザー拠点」となりました。お気軽にご相談ください。
【1985アクションとは】
①1985アクションのきっかけ
この1985アクションを始めるきっかけとなったのは、2011年3月11日に起きた東日本大震災と福島原発事故です。
これからは原子力発電に頼らない社会をつくっていかなければならないと強く感じました。
また、地球温暖化に伴う機構の大きな変動を何とか食い止めるために、そしてエネルギーをとてもたくさん輸入している我が国のあり方を変えるために、少ないエネルギーで成り立つ社会をつくっていかなければならないと思いました。
1985アクションは“いますぐ”目の前に現れるメリットもあります、視線は“”近い未来を向いています。
未来の子供たちが暮らす社会を少しでも明るいものにすることが目標です。
②エネルギーはとてもとても大切
私たちは、電気、ガス、灯油といったエネルギーを使って生活をしています。私たちが使っている日用品や電気製品などをつくる工場でもエネルギーが使われています。
お店や学校、病院などあらゆる場所でエネルギーは使われ、エネルギーがあるからこそ、今の暮らしは成り立っているといえます。
さらには、我が国は様々な製品を輸出することで経済を成立させていますが、その製品を作る工場でもエネルギーは使われています。
少なりエネルギーで成り立つ社会をつくるには、こうした場面のすべてに目を配っていくことが必要です。
③なぜ「1985」なの?
ところで、なぜ「1985」なのかということですが、
それは1985年ごろの電力消費量であれば、原発がなくてもなんとかやっていけるからです。
④原発の発電量=家庭全体の電力消費量
そして、原発の発電量は家庭全体の電力消費量とほぼ同じです。
つまり、家庭の電力消費量を減らすぶんだけ原発がいらなくなります。
⑤誰もが参加できる省エネアクション
エネルギーを使う様々な場面のなかで、1985アクションは「家で使う/暮らしで使う」というところに注目します。
他の場面(工場、自動車、オフィス、学校など)は他の取り組みに任せるとして、私たちは住まいと暮らしに関わるエネギー消費のあり方を変えていこうとしています。
このアクションは、この国で暮らす全ての人が取り組めるものです。工場やオフィスなどは
「ほとんど他人に任せるしかない」という話になってしまいますが、住まいや暮らしに関わるエネルギー消費は自分の取り組みがそのまま反映されます。
⑥1985アクションは次の目標達成を目指す取り組みです。
私たちはこの目標を達成するために必要になる“あらゆること”を考え、作り続けていこうと思っています。
⑦家庭の電力消費量を半分にするのは難しくない!
家庭の電力消費量をゼロにするのはむりですが、
少し時間をかければ「半分」にすることは十分に可能です。
原発分をなくすための残り半分は他の分野に頑張ってもらいます。
⑧電気だけじゃなくエネルギー全体も半分にする
日本のエネルギーに関わるテーマにおいて、電気のこと(原発のこと)だけが重要ではありません。
だから、電力消費量だけでなく、家庭のエネルギーの合計(電力・ガス・灯油)も半分にすることを目指します。
⑨目標をまとめると…
・1985年ごろの電力消費量になることを目指して、家庭の電力消費量を半分にする。
・そしてついでに家庭のエネルギー合計(電気、ガス、灯油の合計)も半分にしてしまう。
《これが1985アクションです》
⑩楽しく、かしこく1985年を目指す。
この目標を2030年頃に達成させる。
我慢ではなく、楽しく、かしこく実行する。
だから、
⑪まず何をすればいい?
この1985アクションに参加する時の第一歩。それは「1985アクションナビ」に登録することです。
電気・ガス・灯油の消費量を入力すれば、自分の家がどれくらいのエネルギー消費レベルになっているかがわかります。
また省エネにか関する楽しい情報交換ができる場となっています。
⑫目標に到達する計画を立てる。正しい情報を手に入れる。
1985アクションナビでの結果が悪くてもショックを受ける必要はありません。
2030年ごろまでに目標に到達するために、何をしていこうかということを楽しく考えて、着実に実行していけば良いのです。
⑬1985地域アドバイザー拠点とは
正しいアドバイスをする場として「1985地域アドバイザー拠点」を設けています。
斉藤建設(株)も2020年から拠点となっています。気軽に声をかけてみてください。